水の森の秘密―こそあどの森の物語〈12〉 (こそあどの森の物語 12)作者: 岡田淳出版社/メーカー: 理論社発売日: 2017/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る
こそあどの森のあちこちの地面から水がわき出した!なぜ?
スキッパーたちはふたごのヨットで湖の水の〈出口〉に調査に出かけます……。
こそあどの森の物語、第12巻。
これでシリーズ完結とのこと・・・寂しい。
今回も11巻で登場した水の精が出てきます。
でも、読んでからだいぶ間が空いてしまって忘れかけていたのが残念でした。
プニョプニョタケを取りすぎたために、こそあどの森が水浸しになってしまったことがだんだん分かってきます。
生態系のバランスが大きく崩れてしまうと大変なことになってしまうというのは、本当にそうだと思いました。
原因が分かって無事元通りの森になってホッとしました。
読み終わって一番強く感じたのは「足るを知る」でした。
物があふれているとつい買いたくなるし、もっと欲しくなることもあります。
そして反省・・・
ちょっと立ち止まって考えること、何事も〜過ぎないよう心がけてちょうどいい暮らしをしたいと思いました。
身近な自然からまず大切にしたいです。
こそあどの森の物語シリーズをゆっくり追いかけて最後まで読めてよかったです。
のんびり穏やかな物語だけれど、登場人物の一言にハッとさせられたり、自分を振り返ったりするところも多かったです。
日本のムーミン谷って言われるのが分かる気がしました。
子どもと一緒に読もうと思っていたのに、私の方が夢中になって少しずつゆっくり味わいながら読んだシリーズでした。
色々な動物と話し合えるようになりたいとカエル語の勉強を始めたスキッパーの夢が叶いますように・・・
大人になったスキッパーの物語も読んでみたくなりました。