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2003年からの読書日記

(創元推理文庫)" title="呪文の織り手 (創元推理文庫)">呪文の織り手 (創元推理文庫)作者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,三辺律子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/11/25メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (21件) を見る

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デイルマール王国史3ですが、時代はこれが最も古いです。
あとがきにあったように、最終巻の順序は変えなければ、これを最初に読んでもいいそうです。
機会があれば次は年代順に読んでみたいと思いました。

時代が古代っぽいからか雰囲気が前2巻とはかなり違っていました。
少し読みにくいのは訳者が変わったからかなと思いましたが、たぶんそのせいではないんでしょうね・・・
語り手が常に織物を織っているタナクィで当時を回想しながら語る形になっているので、時に話が前後したりある目的で自分の織物を読み返したりするのがけっこう混乱してしまった原因かなと思いました。
星が3つなのは自分の理解力不足のせいで面白さが減ったわけではないです。

きょうだいの描写はいつもながらリアルで、それぞれの特徴があって楽しめたし、魔術師のタナミルやカンクリーディンも個性豊かでよかったです。

川や織物(ローブ)、泥人形などに魔法が存在するというのも興味深かったです。
自然やものに神や魔法が宿るという考え方はどの世界にもあるんでしょうね。
昔はそれがもっと身近でごく当然に受け入れられていたのだと思います。

最終巻は1、2巻で活躍した人物達も再登場するらしいので楽しみです。
一気に先に進みたい気持ちもかなりあるけれど、この巻をもう一度じっくり読んで最終巻に臨みたいと思います。

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ときわ姫 > 着々と読み進んでますね!私も、いつか年代順に再読をしたいと思いつつ、まだ果たせていません。背表紙を眺めるのみです。 (2007/02/11 10:57)
トントン > ときわ姫さん、おはようございます♪このまま一気に読みたいんですが、この3巻で混乱したのでもう少し把握してからと思っています。年代順に再読いいですよね。でも図書館本などをつい優先してしまって(汗)私もシリーズ完読後時間を置いて挑戦したいです。 (2007/02/12 06:15)