はぴの本棚

2003年からの読書日記

新版 指輪物語〈5〉二つの塔 上1 (評論社文庫)作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二,田中明子出版社/メーカー: 評論社発売日: 1992/07/01メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (23件) を見る新版 指輪物語〈6〉二つの塔 上2 (評論社文庫)作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二,田中明子出版社/メーカー: 評論社発売日: 1992/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブロ

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今回も地名や、自然描写(谷とか植物とか色々)、人名がたくさん!
慣れてきたとはいえ、かなり混乱しました。
映画を観てなかったら途中で断念したかも・・・

アラゴルンガンダルフには地域によって呼び名が違うので、余計に頭がぐちゃぐちゃになりました。
いちいち考えると大変なので、雰囲気を味わうようにしたら案外すっと読めるようになりました。
でもそれ以上に物語が面白くて魅力的でした。


ボロミアの行動をきっかけに仲間達が離散して、別々の旅がスタートします。
サムとフロドの指輪を捨てるための旅、それを密かに追うゴクリの影、オークに捕らえられたメリーとピピン、彼らを捜す旅を始めるアラゴルンレゴラスギムリ

今回の『二つの塔』はより物語が暗いトーンで進んでいきます。
戦争が本格的に始まる暗さ、冥王の力が増していく重苦しさがあちこちに感じられました。

でもメリーとピピンがファンゴルンで木の鬚(エント)と出会い、共にアイゼンガルドに攻めていく場面や、時々出てくるレゴラスギムリの掛け合い?も面白い。

サムがゴクリのことを頭の中で、「こそつきとくさいの」とあだ名で呼んでいるのもおかしいと思いました。
確かに全体は暗いんだけれど、ユニークな場面があるのはホッとできていい感じでした。

指輪に魅入られしまったボロミア(改心しますが・・・)と指輪の力に屈しなかった弟のファラミアの違いも印象に残りました。

後半にとったサムの行動にも涙が出そうになりました。
小さい人であるホビットだけれど、ここ一番の勇気は人間やドワーフやエルフ以上に強いんじゃないかと思いました。

あとは『王の帰還』を残すのみ。
映画を観ていないので結末はいったいどうなるのか楽しみです。
私の指輪の旅もあと少しで終わるのかと思うと、残念なようなうれしいような複雑な心境です。


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ケイ > こんにちは。のんびり日記なのに、スピード速いです〜この本、読み出すと気になりますよね。私はファラミアが一番印象に残っていて、トントンさんの書評にものっていてうれしかった。この回、戦いなんですけど、精神的にも戦いだなと、、サムはねぇ、ほんとに好きです。回を増すごとに、魅力がわかってきますね。
エントも、出てくる人物?といったらいいのでしょうか、、みんな魅力的です。エントは、次女がやさしいおじいちゃんみたい、、と言ってました。ふふ☆
王の帰還もじっくりと、、旅をお続けくださいね♪ (2005/01/11 11:23)
ケイ > そうそう、登場人物や地名、大体この辺のこの人、ぐらいでアバウトに私は読んでました。指輪に詳しい皆さま、すいません〜そう思ったら、トントンさんの言われるように案外すらすらと進んだんです。おもしろかったし〜 (2005/01/11 11:25)
トントン > ケイさん、おはようございます♪やっぱりのんびり日記じゃなくなってますよね・・・私も最近自分でつけたタイトルに違和感を感じてます^^変えようかな。
今回の「二つの塔」はケイさんのおっしゃるとおり精神的な戦いも見ものでしたね!ファラミアは紳士的だし、強くてかっこいいですよね。サムもすごくお気に入りなんですが、メリーとピピンの飄々とした感じもすごく好きになりました。娘さんがエントのことをやさしいおじいちゃんみたいというのもなんとなく分かります。物語を読み進めていくうちに映画以上に登場人物に親しみがわいてきました。
人物や地名、アバウト仲間(笑)がいらっしゃってよかった!詳しいとより楽しめるんだろうけど、雰囲気をだいたいつかんでればいいんじゃないかと思いました。十分面白いですしね! (2005/01/12 09:42)
ケイ > トントンさん〜、日記のタイトル変えないでね〜変えてもいいんだけど。(どっち?)ふんわりした、このぺえじのファンも多いのでは、、ずんずん、読めるトントンさんがうらやましい☆ケイでした。あばうと♪そうなんです。あはは☆もっと、詳しくなりたいのに、、ぼーっと読んでいます。でも、おもしろかった♪またね☆ (2005/01/12 10:13)
トントン > ケイさん、日記のスピードはけっこう早いけど気持ちはのんびりしてるのでやっぱり変えずにいこうかなと思います。娘が寝たらシメシメと思って読書の時間になってます^^指輪物語、最後まで読み終わったらビデオをじっくり見たいです。でも育児の合間だから中断ばかりだろうな・・・ (2005/01/13 08:55)
カルミア > トントンさん、こんばんは!今年もよろしくお願いします。
二つの塔、読まれたんですね! トントンさん、ちゃんと読めててすごい!わたしは最初は筋を追うのにせいいっぱいって感じでした。ボロミアのことも、ホビットがここ一番に強いって事も、読めてるトントンさんはすごいと思います。サムはほんと、素晴らしいですよね。二つの塔の最後のところ、すごくドキドキして泣けて。ケイさん、ファラミア、いいですよね〜☆ (2005/01/13 19:05)
トントン > カルミアさん、こんばんは!こちらこそ今年もよろしくお願いしますね。
カルミアさんにお褒めいただいてなんだかとてもうれしいような照れくさいような感じです。でも「旅の仲間」では最初かなり苦戦したんですよ。「二つの塔」になってアバウトに読むコツをつかみ(笑)だいぶ楽しく読めるようになりました。サムは本当に素晴らしいです!最後のところすごく泣けました〜「王の帰還」の結末も楽しみです。 (2005/01/14 22:19)
たばぞう > 「二つの塔」も読まれましたね!。お疲れ様!です。
私も、ここのファラミア大好きです〜。(実は映画ではちと迷いが出て残念なんですが)「指輪持っているの?」と、一瞬ファラミアとフロド&サムの間に緊張感が走りますが、あっさり指輪を放棄したファラミアに、私は口があんぐりあいちゃいました(笑)。で、一気にファラミアのファンになりました。この兄と弟、ボロミアの強さと弱さも、ファラミアの高潔さも、すごい好きなんです。「王の帰還」で、今度は兄弟のお父さんが出てきて、親子の確執があったりするのですが。続きの感想も楽しみにしています。 (2005/01/15 20:57)
ケイ > こんばんは〜カルミアさんもたばぞうさんもファラミアファン☆
うれしいわ〜トントンさんも♪うんうん、そうなんですよねぇ。ボロミアの弱さ、ファラミアの潔さ、、好きだわ〜私も。読んでいた頃のわくわくした気分が戻ってきました。 (2005/01/15 21:34)
トントン > たばぞうさん、「王の帰還」読み進んでいるところです。ちょうど親子の確執のあたりですよ〜読み終わったら三部作通してビデオでじっくり見たいと思ってます。
ケイさん、ボロミアの弱さも人間らしいと思えるし、ファラミアの強さもいいですよね。壮大な物語なので何年かたって再読してみようかと思っています。 (2005/01/16 10:36)