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2003年からの読書日記

絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/11/29メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (39件) を見る

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江國さんが好きな絵本を紹介した35編のエッセイです。
五味太郎さん、山本容子さんとの対談も収録されています。

センダック、ブルーナ、ポターなどおなじみの絵本もあったし、知っていても読んだことのないもの(バーバラ・クーニー、ピーター・スピアー、マーガレット・ワイズ・ブラウン)またあまりなじみのない絵本もありました。
私は絵本が好きでけっこう知っていると思っていたけれどこの中には知らない絵本がたくさん紹介されていました。

特に気になったものをあげると、

・『ファミリー・ポートレート
犬小屋を持たない犬とニューヨーカーたちの物語 という副題がついています。
これは大人のための絵本という感じかな。

・『海のおばけオーリー』
作者はマリー・ホール・エッツ。
『もりのなか』と同じ人だと思わなかったので驚きました。
真っ黒の絵本・・・気になります。

江國さんはたくさん絵本に触れて育ってきたのが分かります。
彼女の独特の感性・透明感のある感じの小説での文章は、幼い頃の絵本体験から作られたのかもしれないと思いました。
江國さんが本当に絵本が好きという気持ちが伝わってきて絵本の紹介が全然押し付けがましくないのがよかったです。

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ぱせり > わたしもこの本読みました。「独特の感性・透明感のある感じ」本の読み方にさえそれを感じました。押し付けがましくないとうのも、ほんとうにそうですね、だから素直に納得できちゃうんでしょうか。トントンさんは、これからもっともっとたくさんの絵本をお嬢さんと一緒に楽しまれるのでしょうね。いいなあ。 (2004/11/21 12:52)
ケイ > この本、ぱせりさんにも聞いてるのですが、良さそうですね。予約しないと図書館で出会えない本だわ〜江國さんは、英文でも読める方なので、、というか絵本の英訳もされてるので、、そのあたり、すーっと英米文学に入り込めるのかなと思います。私も外国、日本分けないで、、どっちのいい本も見つけたい!と思います。トントンさんもいろんな本を読まれてますねぇ、、すごい。 (2004/11/21 14:20)
トントン > ぱせりさん、江國さんの小説は多くは読んでないですがこのエッセイをきっかけにまた何冊か読みたいと思いました。サラッと紹介してるけど印象に残る絵本がたくさんでしたね!娘に読み聞かせするのが楽しみです♪
ケイさん、江國さんって英文で読めるんですね〜それだけで素敵だと思ってしまう私って(笑)外国、日本ともいい絵本たくさんありますね!
いろんな本を読むのは母の影響なんですよ。お互い好きな本を紹介しあってます。私の読書は浅く広くなんですが、すごいと言っていただいてうれしいです。ありがとうございます^^ (2004/11/21 23:34)