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2003年からの読書日記

わかった!恋愛編 運がよくなるコツ―あなたの思い、きっと伝わります作者: 浅見帆帆子出版社/メーカー: 廣済堂出版発売日: 2003/12/01メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (3件) を見る

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実家にあった本です。イラストつきでサラッと読めます。
・運がよくなるには「プラスのパワーをためること」
→精神レベルを上げる 
・よくなるのも悪くなるのも自分次第というのが著者が言いたいことなのかな?

この本は恋愛編だけれど、すべてのことにつながる考え方に思います。
著者はかなり若いのに驚きました。

「たまたま」は絶対になく、「自分がどこかでしたことが必ず跳ね返ってくる」
→運のいいことが起こるのは、その人がどこかでそれにふさわしい行いをしていたから!

逆を言えばマイナスの行いも跳ね返ってくる
→マイナスの行いはプラスの思いより強いパワーがあり(ねたみ、嫉妬など)、現実になりやすいというのはなるほどと思いました。

心の中の思いは全部現実になる、だから良いことを考えるようにする・・・
う〜ん、なかなか難しいですが日々そうありたいものですね。


[★★★★][日本の作家(ア行)][日本の作家(ハ行)]

65 27歳の決意・92歳の情熱 対談・日野原重明×乙武洋匡

65 27歳の決意・92歳の情熱 対談・日野原重明×乙武洋匡

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結婚、仕事、死、ホスピスについてなど65歳差の二人が語り合う対談集。
祖父と孫ほどの年齢差のある二人だけれど、仲の良い友人同士の対談のようでした。
日野原さんのような素敵な人生の先輩が身近にいたら長生きしてもいいなと思うかもしれない。
やはり92歳まで生きてきた人の言葉は重く、素直に心に響くものが多かったです。

私は乙武さんと年齢が近いこともあり、自分探しをしている途中なのが伝わってきました。
中でも「人との出会いの大切さ」を語っているのが印象に残りました。
今はスポーツライターとして頑張っている乙武さんが今後どんな道を選択し進んでいくのか楽しみです。

日野原さんが紹介しているジブランという人の詩がとてもいいなと思ったので抜粋します。

(親が子どもに対してどうあるべきかという詩)
「弓をぐーっと張るのは親の務めだ。
弓はできるだけ張りなさい。
でも、放ったらその行く先は、子どもが決めるんだ。
その弓はどこに飛んで行ってくれと親が願ってはならない。
そこまで子どもの自由を束縛するようなことはできない」

愛してあげる、その代わり返してくれよ。というのは取引のようなもの。
愛というのは、本当に好きだからこそ愛するわけでしょう。
その見返りを望むというのは、ちょっとどうかと思う。

子どもが両親から受けた愛はどこかで誰かに返してくれれば、
私のところには返さなくてもいいという気持ちを、
親は持った方がいいんです。

と日野原さんは述べています。

妊娠中、親になる前に読めてよかったなあと思った言葉です。

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すもも > 世代を超えて語りあうことは、若い人にも年を重ねた人にとっても、大切な時間になるのでしょうね。ぜひ読んでみたいと思いました。 (2004/11/19 09:23)
ぱせり > こんにちは。「弓をぐーっと張る」、凛々しくていい言葉ですね。張り加減がむずかしくて・・・矢の飛んでいこうとしている先が気になって気になって仕方のない親です。弓の名手になるには修行が必要だなあと思いました。素敵な詩をありがとうございました。 (2004/11/19 10:12)
トントン > すももさん、なかなか面白くてためになりました。やはり年を重ねた日野原さんの言葉がより印象に残っています。
ぱせりさん、「弓をぐーっと張る」っていい例えだと思いました。私もこれから修行の日々が待っているんだなあ。 (2004/11/20 09:53)


[★★★][日本の作家(ハ行)]

こころ上手に生きる (講談社+α文庫)

こころ上手に生きる (講談社+α文庫)

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90歳を過ぎてなお現役医師として働く日野原重明さん。
どんな人なんだろう?と興味を持ったので読んでみました。

著者自身若い頃、結核で約1年寝たきりの生活を送った経験から人は病むことで成長する、
その経験が患者さんと接する時役立っているし、患者やその家族の手紙から学ぶことが多いと語っています。

私はキリスト教を信仰していないのであまりピンとこなかったけれど、聖書の言葉がたくさんあげられていました。
宗教が心の安らぎの大きな助けになると感じました。

特に印象に残った項目は・・・
・お見舞いのマナーとタブー
・友を持つことの大切さ
ホスピスについて
(海外はボランティアが活躍しているが日本のホスピスはまだまだ遅れているようです)
もし自分が末期で治らない病気になった時はホスピスに入るという選択もありかなと思いました。