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2003年からの読書日記

ボートの三人男 (中公文庫)作者: ジェローム・K.ジェローム,丸谷才一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1976/07/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 9回この商品を含むブログ (49件) を見る

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本プロで話題になっていたので早速借りてきました。
ユーモア小説のつもりで読み始めたけれど、イギリスの歴史や地理など様々な要素が盛りだくさんに詰まってました。

気鬱に悩む3人の男達が犬とボートで2週間の旅をする話です。
あちこちにちょっとしたエピソードが入っていてそれがなかなか面白い!
額を掛ける話はこんな人いるなあと思って吹き出してしまいました。
チーズの話、荷づくりをする話、恋人達とはちあわせする話、釣りの話など、それぞれが本当にクスリとさせられるものでした。

残念だったのは、私がもっとイギリスの地理や歴史に詳しかったらもっと楽しめたかもしれないということ。
小説に合わせて3人の行程をイギリスの地図を広げつつゆっくりと読んでみたい気がしました。

これが『犬は勘定に入れません〜』とどうつながるのか本当に楽しみです。

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北原杏子 > トントンさんも読まれたんですね。でも私もそう思いました。もっとイギリスという国に詳しかったからなあ!って。歴史を語る部分なんてほとんど覚えてない&知らないの連続でしたもの。もっと学校の勉強をやっておけばよかったです。こういうときに後悔します。 (2004/06/28 00:25)
ココ > そうですね〜。テムズ河の周囲の情景だけでもよく知っていれば・・・と思いました。額をかける話は本当におもしろくて「あるある!」と思いながら読みました。他のエピソードも思い当たることばかり。時代を感じさせない話でした。 (2004/06/29 10:05)
トントン > 北原杏子さん、歴史の部分は本当にさっぱりでした・・・でもそれを差し引いても面白かったというのはすごいことですよね!
ココさん、額の話私は一番はまりました。「何でも他人のせいにする人っているんだよ〜」って思っておかしかったです
。19世紀に書かれたなんてびっくりですよね。面白い本は時代を感じさせないんでしょうね。 (2004/06/29 10:35)
たばぞう > 「ボートの三人男」仲間がどんどん増えていますね。本プロでのこういう流行って、なんだか嬉しいです。私も仲間入りしたら宜しくお願いしま〜す!。 (2004/07/01 00:54)
すもも > トントンさん、わたしもイギリスの歴史や地理がもっと知りたくなりました。日本の古典にも、こういった紀行文のようなユーモア小説あったかしらと思い、ふと浮かんだのが「東海道中膝栗毛」です。1802年に書かれたものらしいのですが、同じ19世紀とは思えませんが(笑) (2004/07/01 12:52)
トントン > たばぞうさん、ぜひ読んでみてくださいね。たばぞうさんは地理や歴史にくわしそう(私のイメージです^^)だから楽しめるんじゃないかな〜感想楽しみにしてます。
すももさん、「東海道中膝栗毛」ですか〜教科書に出てきた記憶はあるけど内容はよく知らないです。じっくり読んでみたら面白そう。 (2004/07/01 22:16)