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2003年からの読書日記

バーティミアス (1) サマルカンドの秘宝作者: ジョナサン・ストラウド,金原瑞人,松山美保出版社/メーカー: 理論社発売日: 2003/12/13メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (67件) を見る

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600ページという分厚い本だったのでかなり腕が疲れました。肩も凝りました(笑)
でも長さを感じさせない面白さでした。
これも3部作なんですね・・・最近ファンタジーの長編が多い気がします。
「イギリスでハリーポッターを抜いて1位」と帯にあったので期待して読みました。
すももさんの日記で登場人物やあらすじは読まないほうが面白いと聞き、途中まで読まなかったんだけれど、やっぱりその方が面白かったです。

舞台は現実と違う世界のロンドン。
魔術師たちが政治の重要なポストを握っています。
主人公は魔術師の卵の少年、ナサニエル
彼は以前エリート魔術師サイモン・ラブレースに辱められた過去を持っていました。

ラブレースに復讐しようと師匠に内緒で中級クラスの魔神(バーティミアス)を召喚し、サマルカンドのアミュレット(お守り)を盗んでくるよう命令しますがそのアミュレットはとてつもない力を持った代物で・・・

ナサニエルと魔神バーティミアスの語りで物語は進むのですが、特にバーティミアスの章が面白かったです。
注の部分がユーモアにあふれた解説で、自慢屋でちょっとお人好しなバーティミアスが好きになってしまいました。

逆にナサニエルは最後まで好きになれず・・・
正義感もあるんだけれど、頑固で上昇志向が強く、偉そうな性格がなんともいえず嫌だったなあ。

次の巻は謎の少女がもっと登場しそうなので楽しみです。

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北原杏子 > いま図書館から借りてきているところです。まだ読んでませんが…あらすじは読まない方がよいのですね。楽しみ♪ (2004/05/08 22:48)
ときわ姫 > 私は少し前に読んだので、今あらためて考えてみたら、読んだ直後はそれほど好きになれなかったナサニエルの事をちょっとかわいいかもと思っている自分に気がついて驚いています。子供なんですよね。バーティミアスは最初から好きでした。 (2004/05/09 10:34)
すもも > 楽しまれたようで、よかったですぅ。確かにナサニエルは生意気でかなりのヘソ曲がりですね(笑)でも本当は傷つきやすい、心根のまっすぐな子なんだと思います。あふれる才能と頭脳をコントロールするには、まだ幼いのでしょう。だからバーテイミアスのような大人(?)のフォローが必要なんだと思います。二巻で同じ年頃の子供たちとの友情を獲得できれば、変身する可能性は大だと期待しています。 (2004/05/09 15:40)
トントン > 北原杏子さん、ちょうど今頃読んでいるところでしょうか?感想楽しみにしてますね♪
ときわ姫さん、すももさんの感想はなるほどと思わされました。ナサニエルは魔術師の勉強しかしてないから視野が狭くてまだまだ子どもって事なんですね。生意気で頑固なところが今後成長して変わってくるのかな?自分の考え以外にも色んな意見や感想があるのを知ることができるのも本プロのおかげだなと思います! (2004/05/09 16:51)
たばぞう > トントンさん、肩凝っちゃんですか?。ゆっくりとお風呂に入ってほぐしてくださいな〜。ナサニエル、ちとマザコンが入っているようにも思えましたが、今まで可哀相な生い立ちだったので、仕方がないかもしれません。これからの成長が楽しみですね!。 (2004/05/09 17:52)
トントン > たばぞうさん、寝転んで読むのが好きなのでさすがに肩が凝っちゃいました・・・でも面白かったからよし!とします。ナサニエルたしかにマザコンですよね〜12歳という設定だからかな?次巻でどう成長するんでしょうね。楽しみです! (2004/05/10 22:20)