はぴの本棚

2003年からの読書日記

翻訳できない世界のことば作者: エラ・フランシス・サンダース,前田まゆみ出版社/メーカー: 創元社発売日: 2016/04/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見る

外国語のなかには、他の言語に訳すときに一言では言い表せないような各国固有の言葉が存在する。
本書は、この「翻訳できない言葉」を世界中から集め、著者の感性豊かな解説と瀟洒なイラストを添えた世界一ユニークな単語集。
言葉の背景にある文化や歴史、そしてコミュニケーションの機微を楽しみながら探究できる。
小さなブログ記事が一夜にして世界中へ広まった話題の書。
ニューヨークタイムズ・ベストセラー。
世界7カ国で刊行予定。


翻訳できない言葉って数多くあるんでしょうね。
世界って広いな〜と思わされる本でした。
イラストも個性的で言葉に合っていてパラパラ眺めているだけで楽しめました。


日本語で紹介されていたのは「コモレビ」「ボケット」「ワビサビ」「ツンドク」
日本人にはおなじみの言葉でも他の国の人達が聞いたら理解が難しいのかもしれないですね。
改めてどの言葉もいいなと思いました。

素敵だと思った言葉。

・commuovere(コンムオーベレ) イタリア語
涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる。

そんな物語にあとどれだけ出会えるかな・・・


・kilig(キリグ)タガログ語
おなかの中に蝶が舞っている気分。たいてい、ロマンチックなことや、すてきなことが起きたときに感じる。

蝶というのがユニークでいいなと思いました。
国によっておなかの中にいるものが違いそう(笑)


私にもあるある!と思った言葉。

・'akihi(アキヒ)ハワイ語
だれかに道を教えてもらい、歩き始めたとたん、教わったばかりの方向を忘れたとき、『'AKIHIになった』と言う。

かなりの方向音痴なのですごく共感しました。



『誰も知らない世界のことわざ』も面白そうなので読んでみようと思います。