はぴの本棚

2003年からの読書日記

コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)作者: 有川浩,村上勉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る

北海道に住む少女ノリコが、お母さんのお墓の近くで出会った「小さな生き物」。
コロボックルの温かな物語の扉が、再び開く――。


佐藤さとるさんのコロボックルシリーズは6巻あるんですね。
全て読んだわけではないですが、子どもの頃出会った『だれも知らない小さな国』(1959年私家版として刊行されたそう)は強く記憶に残っています。
私と同じくワクワクしながら読んだ子ども達がたくさんいたんでしょうね。


この有名な物語を有川浩さんが書き継ぐことになるとは!

講談社コロボックル物語特設ページも読み応えがありました。

http://kodanshabunko.com/colobockle/index.html


この中で、佐藤さとるさんが有川浩さんに宛てた手紙がとても素敵。

>でも、有川さんなら絶対に書けると思うし、書いてくれるだろうと思ったんだ。

私まで感激してしまいました。


今回は佐藤さとる版→有川浩版への橋渡しとなる作品のようです。
有川さんのあとがきがとてもよかった!
心からコロボックルを愛しているんだと感じられました。


大変なプレッシャーもあるでしょうが、来年はいよいよ長編が出る予定のようで期待大です。
コロボックル物語シリーズ、じっくり再読したくなりました。