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2003年からの読書日記

ソウルメイト作者: 木村秋則出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/05/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

偉業の陰にはソウルメイトがいた。 “奇跡のリンゴ”その後の物語。「強い絆で結ばれた存在同士がソウルメイト」。青森県の1人のリンゴ農家が成し遂げた奇跡を支え続けた仲間たちがいた。妻、娘、親友への思いと、今後の日本の農業への提言。


母経由で借りました。
奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんが書かれた本です。
映画がよかったので興味深く読みました。


驚いたのは農薬や化学肥料が、土や水を汚染するだけではなく、大気汚染や地球温暖化の原因になっているという話。
最近増えているゲリラ豪雨や竜巻、巨大台風の原因にもなっているというのも知りませんでした。


「ソウルメイト」というタイトルにもあるように、人との縁の不思議さも感じました。
木村さんは無肥料・無農薬のリンゴ栽培を成功させるまでに長年大変な苦労をされたけれど、奥さんはじめ人に支えてもらっていたからこその偉業だったんですね。

「日本と日本語に誇りを持とう」「子育ては、リンゴを育てることと同じ」という言葉も印象に残りました。


龍や宇宙人との遭遇などは簡単に信じられるような話ではないんですが、木村さんから出てきた言葉ならそうだったのかな・・・と思えてしまいます。


木村さんが日本や世界に広めている自然栽培(無肥料・無農薬の栽培法)が当たり前の世の中になり、皆が普通に食べられるようになったら素敵だなと思いました。