はぴの本棚

2003年からの読書日記

人生がときめく片づけの魔法作者: 近藤麻理恵出版社/メーカー: サンマーク出版発売日: 2010/12/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 36人 クリック: 372回この商品を含むブログ (291件) を見る

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今話題のこんまり(近藤麻理恵)さんの本です。
図書館に予約していたもののかなりの予約件数で読めるのはずっと先だと覚悟していました。
思いがけず母が購入していてすぐに読むことができ感謝!


著者は27歳(TVで紹介されていた)とのことでとても若いんですが、片づけ暦は子どもの頃からというからすごいキャリアです。
きっかけは5歳の時に母親が定期購読していた主婦向けの雑誌(オレンジページやESSE)を読み始めたことからだそう。


これまでいくつかの片づけ本を読んできましたが、リバウンド率ゼロ=リピーター率がゼロというのが素敵。
「本来片づけで選ぶべきものは残すものであり、それは触った時にときめくか(持っていて幸せかどうか)だ」という考え方もとてもいいと思いました。


片づけでやるべきこと二つ「モノを捨てるかどうか見極めること」「モノの定位置を決めること」はとてもシンプル。
片づけは過去に片をつけるということ、マインドが九割というのも納得でした。
「一気に、短期に、完璧に」片づけるのがコツというのは目からウロコでした。


場所別・部屋別に片づけるのではなく、モノ別に片づけることが大切。
そして片づけるにも(洋服→本→書類→小物→思い出品)という風に順番があるということもポイントだと思いました。
縦に収納する方法や衣類のたたみ方も参考になりました。


この本の一番の特徴は、著者が感覚を大切にしている点ではないかと感じました。
例えば洋服をたたむことについて。

>洋服をたたむことの本当の価値は、自分の手を使って洋服に触ってあげることで、洋服にエネルギーを注ぐことにあるのです。

>モノはパッケージから出して初めて「買った」ことになるのだと思います。


またストッキングや靴下のたたみ方にしても、丸めると苦しそうとかモノを擬人化しているところに興味が湧きました。
モノを丁寧に扱うことは長持ちすることにつながるし、自分が本当に持っておきたいモノに対する感覚を磨くということになるとも思います。


本来の目的は片づけた後、どう生きるかであり、自分の基準を作ることが大切だということ。
何を持つかはどう生きるかということ・・・片づけって深い!


ぐさっときたのは本の片づけに関する項目。
未読の「いつか」は永遠に来ないという部分は思い当たること多々(笑)
年末から始めた自分の部屋の片づけ祭り。
洋服、本、書類まではできたのであとは手強い小物→思い出品を頑張って早く気持ちいい部屋にしたいと思います。