はぴの本棚

2003年からの読書日記

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特集が酒井駒子さん!
図書館で借りて読みました。
おまけにはポストカードブックもついているので購入すればよかったかも。


初めて絵を目にした当時は寂しそうな子どもの表情が好きになれなかったのが本音でした。
でも強い印象がずっと残って忘れられなかったのも覚えています。
子ども時代の自分、大人になった私にまだ残っている子どもの部分・・・そんなものを酒井さんの絵の中に見ているのかも。
あちこちでお仕事を目にする機会が増えてきていつの間にかなじみ好きになっていたのも不思議です。



>大人は子どもだったけど、子どもは大人になった事がない。背丈の違う分くらいの、お互いに遠さがある気がします。

インタビューのこの言葉にははっとさせられました。
酒井さんの絵を見て感じる懐かしさ、切なくて胸を締め付けるような感じはこの遠さ(距離感)があるのかも。



一番最初に出版された絵本『リコちゃんのおうち』(1998年)は絵の感じが今とずいぶん違っていてびっくり。
酒井さんの絵と言われてもすぐには分からないかもしれないと思いました。


ボール紙のイメージにしたくて作られた『BとIとRとD』のダミーも素敵だったし、アトリエの紹介もされていてうっとり。
『BとIとRとD』早く読みたいと思いました。


酒井さんお気に入りの海外絵本やこれまでの絵本作品、装画もずらりと紹介されていました。
読みたいと前からチェックしている作品がたくさん!
表紙の力は改めて大きいなと思いました。