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2003年からの読書日記

親力で決まる! (宝島社文庫)作者: 親野智可等出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/06/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見る


以前読んだ「叱らない」子育てより、今回のは対象年齢が上。
小学生以上の親向けという印象でした。

親力とは親の教育力(子供を育て、包み、伸ばす親の総合力)であり、親のちょっとした工夫しだいで子どもは楽しみながら勉強することができると著者は言います。
子どもが楽しみながら取り組める「楽勉」のアイディアはいいですね。
普段の生活の中から親子で色々なことに興味を持つことがとても大事なんだと思いました。
高いお金をかけるのではなく誰にでもできるということ、ちょっとした工夫でできることが多いという点もよかったです。


本書では3章に分けて41の「親力」が紹介されていました。


第1章 子供の「楽勉」をプロデュースする
第2章 学力・人間力を伸ばす習慣
第3章 幸せな親子関係の作り方



参考にしたいと思った親力をあげておきます。



親力1 トイレに地図を貼ると地理が得意になる
生理的に嫌という人もいるだろうけど(笑)


親力2 テレビの横に地図帳を置くと地理が好きになる
同じものが2冊あるとよりいいそう。


親力11 質のよい漫画は読書好きへと導く
あまり漫画を読んでこなかったけど、まだ間に合う?子どもと共に楽しみたいです。


親力13 「算数のある生活」で、いつの間にか算数ができるようになる
算数は苦手だったのでぜひやってみよう。


親力18 我が子の教科書に目を通しておけば、子供を無理なく伸ばせる
これはぜひやりたいと思いました。


親力33 やるべきことはやる、そして、結果については達観する
勉強がすべてではないことを肝に銘じ、子どもの持つよい面を見つけてやることを心がけよう。


親力35 最大の課題は大人の感情コントロールである
これが一番難しいかも。
自分の感情状態を客観的に見ることができるよう努力すること。
その時の感情や気分で子どもに応対しない親になりたい。


親力39 一緒に写った写真が愛を伝える
子どもだけじゃなく「一緒に」がポイントですね。


親力41 父親は、「背中」ではなく「顔」を見せよう
>結果は10年後に夫婦二人に返ってくる
心に留めておかねばと思いました。


親の工夫や環境作りがとても大切だと分かりました。
親の子どもへの影響力は絶大だということ、だったら少しでもいい影響が与えられる親になりたいと思いました。


重松清さんとの対談「親が”楽”になれば子は伸びる」も収録されていてよかったです。