はぴの本棚

2003年からの読書日記

ハリー・ポッターと賢者の石 (1)作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子出版社/メーカー: 静山社発売日: 1999/12/01メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 211回この商品を含むブログ (190件) を見る

今年の読書目標の一つがハリポタを読破すること。
最終巻を読む前にちゃんとおさらいしておこうと思って再読からスタートしました。


誰が黒幕かとかだいたいの筋は覚えていたんですが、初めて読んだときには気づかなかった細かい部分や(ハグリッドのオートバイがシリウス・ブラックに借りたものだったこととか)、けっこう忘れているところも多く想像以上に楽しめました。
著者は7巻の最終章を最初に書いて金庫にしまっていたとのこと。
きっと最終巻に向けての伏線があちこちに張り巡らされているんでしょうね。


久々に幼い頃のハリー(11歳)と再会したのでとてもかわいらしく感じてしまいます。
伯母一家に引き取られてやっかい者扱いされていた生活が一変、自分が魔法使いで有名人だったなんて本当に劇的な変化ですよね。
でもそれを知っても全然偉ぶるところがなくて素直な少年のままというのも好感が持てます。
ちょっとお利口さんすぎるともいえますが・・・


登場人物はもちろんですが、ホグワーツでの生活が素敵だと改めて思いました。
新入生をどの寮にするか決める組分け帽子、小鬼が厳重に守っている銀行、9と3/4番線から出発する特急などわくわく夢中になってしまう魅力がたっぷりです。
クィディッチについても原作を読んでから映画を見たので今回はとてもイメージがわきやすかったです。


ハリーを憎み、辛く当たるスネイプ先生についても今回再読して印象が変わっていることに気づきました。
初めて読んだときはただ嫌なだけの先生だと思っていたけれど、6巻まで読んだことで色々な角度から見ることができるようになったのかもしれません。


ヴォルデモートがハリーを殺せなかった理由も興味深いです。
邪悪な心を持つものには触れられない愛の力(愛されたものを守る力)とダンブルドア校長は説明していましたが、はっきり分かるのはきっと最終巻でしょうね。


これからじっくり読み進めていこうと思います。