はぴの本棚

2003年からの読書日記

ハリー・ポッターと秘密の部屋作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子出版社/メーカー: 静山社発売日: 2000/09/01メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (98件) を見る

ハリー・ポッター第2巻。
闇の魔術の防衛術の新しい先生ギルデロイ・ロックハート、屋敷しもべ妖精のドビー、女子トイレに住むゴースト嘆きのマートル、ロンの家族など新たに登場する人物達が個性豊かで面白くあっという間に読みました。


50年前に開かれホグワーツを恐怖に陥れた秘密の部屋が再び開き、謎の怪物に襲われ石になってしまう生徒が続出・・・現場に居合わせたことやヘビ語を話せることでハリーが犯人と疑われ窮地に立たされます。
当時退学処分になったハグリッドにも疑いがかかり大ピンチ。
ハリーは友人のロン、ハーマイオニーと協力して秘密の部屋の謎に迫っていきます。


今回はヴォルデモートの過去が分かります。

孤児であること、親の片方がマグル(人間)だということ、ヘビ語が使えることなどハリーと共通する点がいくつかあるのも興味深かったです。


それにしてもトム・リドルの日記はすごい魔力だと思いました。
日記が書いたことに答えてくれるというのは交換日記みたいで楽しく誰もが夢中になりそうだけど、知らず知らずのうちに自分の魂を注ぎ込んでしまうというのは本当に怖かったです。



「ハリー、自分がほんとうに何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ」

悩むハリーに優しく語りかけるダンブルドアの言葉も印象に残りました。


どんどん分厚くなっていくこのシリーズ、3巻以降は2冊組なので気合を入れて読みたいと思います。