はぴの本棚

2003年からの読書日記

普段に生かす にほんの台所道具作者: 吉田揚子,A5,佐野絵里子出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2007/10/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る

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シンプルで機能的、電気も使わず繰り返し使える人にも環境にも優しい日本の台所道具。
この本ではほんの数十年前まで日本の一般的な台所で使われていた22種類の道具が紹介されています。

道具の基本的な使い方、その道具を使ってできる美味しそうなレシピをはじめ、ためになるコラムもあり楽しめました。
作り手を訪問したレポートも読み応えがあり、素敵な職人さんがたくさん紹介されていました。
連絡先やお店のHPも丁寧に書いてあるので欲しい人には参考になると思います。


「にほん暮らし考」も興味深い内容でじっくり読みました。

1『ちゃぶ台と日本』
2『日本人の食事』
3『四季の食べかた』
4『保存食の魅力』
5『百鬼夜行エコロジー


本で紹介されていた道具で我が家にあるのは包丁、木製まな板、鉄製フライパン、菜箸、ふきん・手ぬぐいくらいかな。

欲しいなと思ったのは、桐の米びつ、おひつ、すり鉢、土鍋、曲げわっぱの弁当箱。
米とぎマドラー、ほうろくは知らなかったけれど持っていると便利そうだと思いました。


以前はこういう日本の懐かしい台所道具にあまり興味のなかった私ですが、最近は気になるものばかり。
日本の伝統的な道具や食生活について少しは考えるようになったのかもしれません。