はぴの本棚

2003年からの読書日記

図書館読本 (別冊・本の雑誌)作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2000/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (3件) を見る

(360)
2000年に出版された本なので少し情報が古かったりしますが、面白かったです。
全国の公共図書館にアンケートした回答を載せているので、地域の特色や図書館の生の声も聞けたのもよかったです。


図書館は私にとってずっとなくてはならない存在でした。
小さい頃は移動図書館が近くの公民館に来るのを楽しみにしていました。
今は車で図書館に通えるようになったので移動図書館は利用しなくなりましたが、本好きになったのは子どもの頃の体験があったことが大きいのかも。


図書館大好き、だから図書館で働いている人は憧れの存在だったりします。
図書館員はカウンター業務の印象が強いですが、それ以外にすることの方が断然多いのが分かりました。
色々な能力が求められる仕事だと思いました。


図書館員って本好きで、知的、物静かな人というイメージがありますが、
「人が好きで、体を動かすことが苦にならなくて、好奇心の旺盛な人こそ歓迎だ。」とありました。
重い本を運ぶ仕事がけっこうあるので体力勝負というのは想像できましたが、本好きというのはもちろん、人好きというのがかなりポイントなのかもしれません。
子ども達への読み聞かせ会もあるし、レファレンスなど人に接する仕事が多いんですよね。


一日図書館体験記、図書館員採用試験問題を作る、は楽しく読めました。
ロマンあふれる図書館誕生秘話、TRC(図書館流通センター)、寄贈本、複本についても知ることができてよかったです。


図書館のお仕事って大変!
毎日頑張って働いている図書館員の皆さんに感謝です。
図書館大好きだけどやっぱり利用者の立場でいたいと思った私なのでした。