はぴの本棚

2003年からの読書日記

嫌われ松子の一生作者: 山田宗樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2003/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (99件) を見る

(117)
かなり壮絶で波乱万丈な松子の一生。
すごく気分が重くなりながらもページを繰る手が止められずに読み終わりました。

父親がある日突然訪ねてきて、親戚に松子という伯母がいたことを知らされた笙。
松子は殺されたらしく、アパートの部屋の片付けを頼まれてしまいます。
松子はなぜ殺されたのか?どういう人生だったのか?
笙の現在と松子の波乱万丈な過去を遡りながら話が進んでいきます・・・

とにかく圧倒されたというのが感想です。
重い話は苦手なので途中で読むのがしんどくなりました。
ちょっとした歯車の狂いでどこまでも落ちていく人生。
松子のことは好きになれないけれど、彼女なりに一生懸命生きたんじゃないかと思いました。

                                                                                                                                                              • -

あしか > これはもう、ものすごくはまって読みました。ちょうど読んだ日、家に誰もいなくて、一気に一晩で行ったんです。自分が熊本出身ということもあったし飾りごとじゃすまない人生というものを感じました。確かにかなり重いですよね。私は重い話の方が好きなので(でもドロドロはきらいなんですが、これって重い割にすぱっと潔い感じもしたんです))お気に入りの作品です。あ、でももう一回読む元気は、ないです。 (2004/06/23 00:21)
トントン > あしかさんは重い話好きなんですね。私は読んでいるとどっぷりと重い雰囲気にはまり込んでしまうので苦手なんですよ・・・でもこの話は読み始めたら止められない魅力がありましたね!すごく印象に残ったけど私も再読しないだろうなあ。 (2004/06/24 12:37)