はぴの本棚

2003年からの読書日記

13ヵ月と13週と13日と満月の夜作者: アレックスシアラー,Alex Shearer,金原瑞人出版社/メーカー: 求龍堂発売日: 2003/05/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 56回この商品を含むブログ (44件) を見る

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とっても印象的なタイトルでずっと気になっていた本です。
アレックス・シアラーさんの名前は知っていたけれど、今まで読む機会がありませんでした。

主人公は赤毛でそばかす、ぽっちゃりした女の子カーリー。
ある日、転校生メレディスがやって来て友達になろうとしますが、彼女とかかわり始めてカーリーの人生が大きく動き出すことになり・・・

あらすじを全く知らなかったのがよかったのか、予想もつかない展開で途中からは一気読みでした。
これから読む人は何も見ずに先入観なしで読んだ方が面白いと思います。

また印象的な文章も多くて心に残りました。
ちょっと長いけど抜粋しておきます。

>一番ひどい盗みは、だれかの時間を盗むことだと思う。
〜時間は過ぎ去っていくもの。持っているものの中で、一番貴重なものなんだ。
取り返すことはできないし、どこかから取ってくることもできないし、だれかから借りることもできない。

今あるものをすべて当然だと思ってはいけない。
すべてが永久にこのままだなどと考えてはいけない。
決して変わらないものなどないんだから。
〜明日何が起きるかはわからない。幸運というものは潮の流れのように変わる。
われわれにできるのは、最善を祈ること、そして今、目の前にあるものを楽しむことだけだ。
今のために生きるのではなく、今を生きるんだよ。確実なのは今だけなのだから。

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たばぞう > 去年読みました!。トントンさんも書かれているとおり、私も「予想もつかない展開で途中からは一気読み」でしたよ〜。同じ作者の「チョコレート・アンダーグラウンド」が最近注目されていますね。図書館に予約しました!。 (2004/06/17 21:56)
トントン > たばぞうさん、「チョコレート・アンダーグラウンド」は新刊ですか?教えてくれてありがとうございます!チェックしておきますね。 (2004/06/19 18:37)