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2003年からの読書日記

解夏 (幻冬舎文庫)作者: さだまさし出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2003/12/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 85回この商品を含むブログ (70件) を見る

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さだまさしさんは歌手というのは知ってたけど小説も書けるんですね。
どちらも情景や心理を描写する作業だから共通するのかな?
本プロでも評価が高かったので読んでみました。

解夏秋桜、水底の村、サクラサクの4つが収録されています。
読んでいる時は、さだまさしさんが書いてる小説だとはこれっぽっちも思いませんでした。
とってもきれいな文章でびっくり!
どの話も最後はほろりとしてしまったけれど、私は特に表題作の「解夏」が好きでした。

自分が目が見えなくなる病気になったら隆之のように落ち着いてその日を迎えられるのか?
陽子のように病気がすすんでいく恋人の側にいてずっと明るく支えてあげることができるんだろうか?
など色々なことを考えてしまいました。

どの話も最後がきれいすぎるかな・・・とは思ったけれど、読後少し救われるような話が好きなのでよかったです。


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さくら > いいですよね〜本当歌のように綺麗な小説でした。私は「水底の村」に鳥肌立つ感動し、「サクラサク」に号泣しました。もっとたくさんの作品書いて欲しいです。 (2004/04/06 11:27)
こん > 内容的に文章だけで、映像が浮かぶようでした。
映画もみましたが泣きました。 (2004/04/06 20:42)
トントン > さくらさん、4つともとってもよかったですね。「精霊流し」も読んでみたくなりました!
こんさん、映画観たんですね〜私も絶対号泣しそうです・・・大沢たかおさん好きなのでビデオ借りて見たいと思います。 (2004/04/07 20:52)
れんれん > 「水底の村」の夫婦や親子の絆に感動しました。この映像化は難しそうですね。 (2004/04/08 16:37)
トントン > れんれんさん、「水底の村」もよかったですね。映像化も見てみたい気がします! (2004/04/09 11:22)