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2003年からの読書日記

風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)作者: 小野不由美,山田章博出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/08/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (79件) を見る風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)作者: 小野不由美,山田章博出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/09/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (75件) を見る

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どんどん分厚くなる十二国記シリーズ。
でも、読み始めるとあっという間でした。

今回は3人の少女たちが主人公。
上下巻を通して少女たちが成長していく姿がなんともいえずよかったです。
読み終わった時はスカッとしてとてもいい気分でした。

いつも思うのですが、十二国記は読み終わると毎回印象に残る言葉があり、自分自身に何かを気づかせてくれます。

>「人が幸せであるのは、その人が恵まれているからではなく、ただその人の心のありようが幸せだからなのです」

「ああ、人の泣くのにはふたつあるんだな、って。自分がかわいそうで泣くのと、ただもう悲しいのと。自分がかわいそうで泣く涙はさ、子供の涙だよな。だれか何とかしてくれって、涙だから」

特に涙の方は、自分が泣き虫なのでとても心にしみました。
自分かわいさで泣いてるのがほとんどだと反省・・・子供の涙を少しでも減らしたいと思ってしまいました。



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やぶ > 十二国記の中でもこの巻は痛い言葉が特に多かったです。トントンさんもおっしゃられていますが特に清秀の言葉は考えさせられることが多かったです。そして最後の陽子の初勅には自分もこんな人間になりたいと思ったり・・・(思うだけで行動が付いていってない) (2003/05/11 21:58)
たばぞう > トントンさんも、読み進んできていますね。十二国記は、最初に読んだ陽子ちゃんがやはり印象的で、ここにきて彼女に再会できたのが、嬉しかったです。私はあと1冊残すだけなんです。寂しいよん。 (2003/05/11 23:28)
トントン > やぶさん、こんばんは。清秀の言葉はかなり痛かったですね。けっこうへこみました。でも、最後は陽子がビシッと決めてくれたから気持ちよかったです!
たばぞうさん、私はお気に入りの楽俊に再会できたのがうれしかったです。残すところあと4冊です。たばぞうさんの感想(図南の翼以降)実はまだ読んでないんですよ。話が分かってしまったら面白くないかなあと思って・・・全部読破してからゆっくり読ませてもらいますね。 (2003/05/12 22:54)