はぴの本棚

2003年からの読書日記

コーヒーと小説作者: 庄野雄治出版社/メーカー: ミルブックス発売日: 2016/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

近代小説に造詣の深い、『コーヒーの絵本』の著者で徳島の人気焙煎所アアルトコーヒー庄野雄治が、コーヒーによくあう“すこぶる”面白い短編小説10編を厳選しました。
現代に生きる私たちにこそ響く、至極面白く、とても読みやすい10編です。
コーヒーを飲みながらお楽しみください。
カバー写真には、小説に登場する魅力的な女性たちの象徴として、人気シンガーソングライター・安藤裕子さんを起用!
「コーヒー屋のくせにではなく、コーヒー屋だから作れた、ちょうどいい短編集」
小説は読まなければならないものではない。
そこがコーヒーとよく似ている。
どちらも、あってもなくてもいいけれど、あれば生活が豊かになる。
だから、小説とコーヒーはよくあうのだ。

コーヒーが好きなのでつい読みたくなってしまいました。
でも小説にはコーヒーは登場しませんので注意。

耳にしたことがある有名作家の短編小説10編が収録されています。
全て未読だったのでとても楽しめました。
私は寝る前に少しずつ読みましたが、長さもちょうどよくコーヒータイムに合いそう♪

特に面白かったのが、江戸川乱歩『日記帳』と岡本かの子『鮨』でした。
最高に強烈な印象だったのが坂口安吾『夜長姫と耳男』

収録されていた作家の他の小説にも興味が湧き、読みたくなりました。