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2003年からの読書日記

大人は知らない・子どもは知りたい! お金さえあればいい? 子どもと考える経済のはなし作者: 浜矩子,高畠純出版社/メーカー: クレヨンハウス発売日: 2016/03/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

「お金は何のためにあるのか?」
「お金はどうやってお金になるのか?」

このような質問は、いざ聞かれると明確には答えにくいものです。 「本当の経済は、利益重視ではなく、ひとをしあわせにするための手段である」
本書は、経済の本質を、これまでの経済観を引き継いできている子どもたち、そしてそれをよしとしている大人たちに伝えたい1冊。
高畠純さんのユーモアあふれる挿絵とともにわかりやすい文章で解説していきます。


経済と聞くとなんとなく難しそうで苦手意識がありますが、「子どもと考える経済のはなし」とあるように優しく書かれていたのでとても分かりやすかったです。


お金のために経済活動があるのではなく、ひとの経済活動のためにお金が存在するという話は考えてみれば当たり前かもしれないけれど、けっこう振り回されてしまっている気もするし、なかなか難しい。

どうしても欲しいものでないのに、安いからと買ってしまったり、衝動買いをしてしまうことも・・・


お金にふりまわされない生き方
「大切な目的のためにお金を貯める・使う」
「誰かをよろこばせるためにお金を貯める・使う」

これは頭に入れておきたいと思いました。


ニセの経済活動の話、「経済は成長しなくてはいけない」もの?の話もハッとしました。


>経済は、お金や数字を増やしたり、大きくしたりするものではありません。
ひととひとが信頼関係をもってつくるもの、ひとをしあわせにするものが、<本当の経済>です。


人を幸せにするお金の使い方を考えながら暮らしていきたいです。