はぴの本棚

2003年からの読書日記

だれもが知ってる小さな国作者: 有川浩,村上勉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/10/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見る

ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。
「トマレ!」
鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――
村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷

だれも知らない小さな国』にうまくかけたタイトルはもちろん、物語も最高に面白かった・・・さすが有川浩さん!
コロボックル物語は子どもの頃に読んで強く印象に残っていましたが、記憶はだいぶ薄れていたので新鮮な気持ちで読みました。
作者が変わっていて書かれた時代も違うのに全然違和感がなくスッと世界に入れるのは奇跡のようですね。

近くにハチミツ屋さんもあって時々買いに行くので、養蜂家の話も興味深く読みました。

最後、佐藤さとるさんの「有川浩さんへの手紙」もとてもよかった!
これからもシリーズが続いていくことを願っています。

佐藤さとるさんのコロボックルシリーズをゆっくり読み返そうと思います。