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2003年からの読書日記

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)作者: 柳広司出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2014/12/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (13件) を見る

異能の精鋭たちによる、究極の頭脳戦!
結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。
「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。
この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。
だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げてゆく......。
吉川英治文学新人賞日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイ・ミステリー。


ミステリはあまり手に取らないジャンルですが、映画に伊勢谷友介さんが出ているとのことで気になり、読んでみました。
ちなみに映画はまだ見ていません。

あ〜スパイになれない女として生まれてよかった(笑)
自分の暮らしとあまりにもかけ離れているのがよかったのか?想像以上に楽しめました。
短編集だったので細切れでも問題なく読みやすかったです。
印象に残ったのは「ロビンソン」「魔都」


>「何かにとらわれて生きることは容易だ。だが、それは自分の目で世界を見る責任を放棄することだ。自分自身であることを放棄することだ」

印象に残った言葉です。


謎めいた存在の結城中佐についてはシリーズを追っていけば分かっていくんでしょうね。
面白かったけど・・・続巻を読むか迷うところです。