はぴの本棚

2003年からの読書日記

三匹のおっさん (文春文庫)作者: 有川浩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/03/09メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 92回この商品を含むブログ (162件) を見る

還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る! その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響を与え……。痛快活劇シリーズ始動!


母が面白かったと絶賛オススメだったので読みました。
私にとっては『図書館戦争』シリーズ以外で初めての有川作品です。


キヨ、シゲ、ノリのキャラクターが最高でイラストもぴったり合っていました。

第一話から第六話まで、扱っている事件はそれぞれ重いものですが、どの話も結末はすっきり。
まさに痛快!テンポよく読めました。
三匹の活躍がなんとも水戸黄門的で、楽しめました。


最初はぎこちなかったキヨと孫、祐希との関係もだんだんよくなってきてよかった。
祐希とノリの娘早苗との恋も甘酸っぱくて、青春っていいな・・・と思いました(笑)


特別解説「ラジオビタミン 児玉清の読み出したら止まらない」が掲載されていました。
私も第三話の同じ場面でうるうるきたので、児玉さんと同じポイントで感動したのがうれしかったです。
中江有里さんの解説もよかったです。


続編も早速図書館に予約しました。
かなり待ちそうですが、楽しみにしています。