野蛮な読書作者: 平松洋子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/10/05メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (17件) を見る
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平松洋子さんのエッセイは初めて。
野蛮な読書?
野蛮と読書ってなんとも結びつかなくて不思議に思いつつ読み始めたんですが、すぐにするするとエッセイの魅力に惹き込まれました。
>一歩も動かないのにどこかへ行ける。しかも、だれにも知られずに。〜
定点から微動だにしなくとも、闇の世界にも光の世界にも行ける。本は時空間を突破する魔法の絨毯だったのだ。
>本は本を連れてくる。なぜこの本がつぎのこの本につながるのかと驚くのだが、奇妙な手引きもまた読書の贈りものなのだ。
本の中から引用させてもらいましたが、読書の魅力など読書好きにはそうそう!と共感する言葉がたくさんありました。
エッセイの中でさりげなく紹介される本の数々も魅力的。
ほとんどが未読だったのですが、読みたいと以前からチェックしていたものもけっこうあってうれしかったです。
母が持っている本もいくつかあったので借りて読ませてもらおうと思います。
読みたい本などメモ。
『残花亭日暦』田辺聖子
『女の足指と電話機』虫明亜呂無
『100年前の女の子』船曳由美
『忍ぶ川』三浦哲郎
『短篇集モザイク』三浦哲郎
「午後の遺言状」 映画