はぴの本棚

2003年からの読書日記

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)作者: 有川浩,徒花スクモ出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2011/04/23メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 850回この商品を含むブログ (238件) を見る

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以前から読もうと思って文庫で購入していたのですが、やっと手に取ることができました。
有川浩さんです。


本を守りたい、あなたみたいに。
公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」施行下。
高校時代に出会った、図書隊員を名乗る"王子様"の姿を追い求め、図書隊に入隊した女の子、笠原郁は、新設された特殊部隊に配属されるが!?


図書館や書店など本がテーマの作品はつい気になってしまいます。
でも、図書館と戦争?どういう風につながるんだろうと興味津々で読みました。

月9連ドラ風で一発GO!というコンセプトとあとがきで書かれていましたが、読んでいてすごく分かる気がしました。
かなり変わった月9風ではありましたが(笑)面白かった。
恋愛ものだけで終わらないのもいいなと思いました。


図書館の自由に関する宣言」は司書資格勉強中なので、知っていましたが有川さんがおっしゃるように勇ましくてかっこいい宣言だなと思います。
この宣言に注目した旦那さんもすごい。
仮想世界っぽい話だけれど、ひょっとしたらこういう未来も起こりうるんじゃないか(起こってほしくないけど)と考えさせられました。


今後、郁と堂上との関係がどう進展していくか楽しみです。
文庫版だけかな?児玉清さんとの対談が掲載されているのもうれしかったです。

2013年GWに実写映画公開予定とのことで、こちらも楽しみ。
公開までに本編の残り3巻が読めたらと思っています。