はぴの本棚

2003年からの読書日記

たった一度の人生だから (Forest books)作者: 日野原重明,星野富弘出版社/メーカー: いのちのことば社発売日: 2006/09/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る

(566)
先月母と次女とで星野富弘 花の詩画展に行ってきました。
群馬県の富弘美術館まではるばる行かなくても(いつかは行きたい!)間近に原画が見られて感激でした。
美術館セレクトの11枚特別セットの絵葉書を購入。
その中で、印象的だった詩を一番上にして部屋に飾っています。

>私にできることは 小さなこと でもそれを 感謝して できたら きっと 大きな ことだ

優しい色のぐみの実の絵が添えられています。
生かされていることに感謝、改めて一日一日を大切に生きたいと感じました。


久々に星野さんの本が読みたいと思ったので母に日野原重明さんとの対談集を借りました。
母はずいぶん前から星野さんの本を購入していて学生の頃から読ませてもらっていましたが、本書は2006年に出版されたもの。
対談した時、星野さんは還暦直前の59歳、日野原さんは94歳。
2006年の5月、日野原さんが星野さんの故郷を訪ね、富弘美術館と童謡ふるさと館(童謡ふるさと館は公開対談)した記録と対談を終えての星野さんのインタビューが収められています。

親子くらい年の違うお二人ですが、楽しそうに対談されている様子が伝わってきました。
星野さんも日野原さんも痛みや辛さをたくさん経験されたからでしょうか・・・一つひとつの言葉に優しさや強さを感じました。
ユーモアあり、しみじみする場面ありでとてもよかったです。 

最後に「ふたりの言葉抄」というページがあり、自然の写真と共に対談の言葉が改めて紹介されています。
美しい写真と言葉が深くしみ込んでくるようです。
文字は大きめでページ数も少ないのであっという間に読めてしまうけれど、何度でもじっくり読み返したいと思いました。