ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子出版社/メーカー: 静山社発売日: 2002/10/23メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (160件) を見る
ハリー・ポッター第4巻。
長さは第1巻の約3倍、この本から上・下巻組になりさらに読み応えが増しました。
クィディッチ・ワールドカップ、三校対抗試合など華やかなイベントもあり、途中で飽きることもなく楽しめました。
年齢制限があったのになぜか炎のゴブレットから名前が出てきたことからハリーが特例で参加することになった三校対抗試合。
同じホグワーツ校の代表セドリック・ディゴリー、ボーバトン校のフラー・デラクール、ダームストラング校のビクトール・クラムと共に運が悪ければ死ぬこともあるという難しい3つの課題をくぐり抜けていきます。
それにしてもハリーはやっぱりいい子ですね。
バグマンの申し出をきっぱり断って正々堂々と戦うところ、自分が勝てそうな時でも仲間を助けようとしたり、ライバルの選手のピンチを救ったり・・・本当に優しい。
とても素敵な部分ではありますが、このハリーの優しさが最後裏目に出てしまったのがかわいそうだったと思いました。
ヴォルデモートとの戦いはさらに激しさを増し、手に汗握る感じで読みました。
あとがきにもありましたが、本当にハリーはかっこいい。
勝ち目がなくても傷ついた体に鞭打って最後まで勇気を振り絞って戦う姿に打たれました。
第1巻からおさらいしつつゆっくり読んでいるので最初からの登場人物にはより愛着が湧いてきます(スネイプ先生でさえも!)
今回新たに登場する闇の魔術に対する防衛術の先生はマッド-アイ・ムーディ。
再読も後半に入ってきたのでだいぶ覚えていると思っていたんですが、バーティ・クラウチの件含め肝心な部分をけっこう忘れていてびっくり。
最後のどんでん返しをほんの直前に思い出したのでした。
大きな戦い以外のエピソードも充実していました。
ロンとの友情に亀裂が入り、なかなか仲直りできない場面にはハラハラ。
自分がハーマイオニーになった気分(笑)でやきもきしてしまいました。
今後、ハリーの恋の行方、ネビルの過去など気になるところも色々。
最終巻以外は読んでいるけれど記憶が怪しいのでまたじっくり読み直したいと思います。