はぴの本棚

2003年からの読書日記

王妃の館〈上〉作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/07/26メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る王妃の館〈下〉作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/07/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る

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上下巻の長さを感じさせないほど、面白かったです。
ユーモアがあって笑わせてくれるんだけれど、時々ホロリとさせられる・・・さすが浅田さんだと思いました。
私はただ感動する話も好きだけれど、こういうのもいいですね。
プリズンホテル系と感想に書いてある人がいたので、こちらも読んだら好きになるかも。

同じパリ10日間のツアーに参加したそれぞれ個性的な面々。
不倫の末リストラされたOL、退職警察官、ゲイ、カード詐欺師の夫婦、小説家と編集者、自殺の覚悟で来た夫婦など登場人物だけでも想像がふくらみます。

宿泊地は有名な王妃の館!
光(ポジ)ツアー 料金149万8000円
影(ネガ)ツアー 料金19万8000円
全然金額の違うツアーですが、実はダブルブッキングされているいわくつきのものだったのです・・・

途中でルイ14世の話が挟まれ、中世の物語も楽しめたのはとてもよかったです。
これだけで1冊の本ができる感じでした。
登場人物が入り乱れて少し混乱したけれど、とてもよかったです。


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イギー > はじめまして、トントンさん♪私も今読んでいる最中です。個性的な登場人物にとても好感がもてました。今(下)に入ったので、どうなるか楽しみながら読みます! (2004/07/07 10:12)
青子 > トントンさん、居そうで居ないデフォルメされた滑稽なキャラクターが、みんな日本人をそれぞれ代表しているみたいでおもしろかったです。 (2004/07/07 17:44)
まゆ > ルイの部分は本当によく書けているなあと思いました。現実部分がちょっと消化不良だったかなあ。でも、おもしろかったです。トントンさんは「プリズンホテル」未読ですか?おすすめですよ〜。 (2004/07/07 20:07)
トントン > イギーさん、はじめまして!登場人物みんな個性的で面白いですよね。感想楽しみにしています。
青子さん、たしかにいそうでいないキャラクターばかりですよね。面白かったです!
まゆさん、私も実は途中からルイ14世の話の方に興味が移ってしまってました。そうなんです!「プリズンホテル」未読なのでぜひ読みたいと思ってます。 (2004/07/08 08:59)
たばぞう > いやっほ〜!。読みましたね〜!。真面目な浅田さんも良いのですが、お笑い(?)浅田もしゅきなんです〜♪。「プリズン」もお・す・す・め(力一杯!)です。 (2004/07/10 23:48)
トントン > たばぞうさん、真面目な小説もお笑いも両方書けるってすごい才能ですよね。たばぞうさん、力一杯おすすめならば「プリズンホテル」必ず読みます! (2004/07/11 10:32)