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2003年からの読書日記

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (183件) を見る

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本プロでも高評価だった伊坂作品。
先に『オーデュボンの祈り』を読んでいたのでより楽しめました。
あの彼もちょっと出てくるし、未来の見える○○○も・・・

最初は全然関係ないと思われた5つの話がいつの間にか少しずつ繋がっているのが分かり、とても気持ちよかったです。
皆さんも言ってましたが、まさにパズルのピースがカチッとはまる感じ。
図書館の期限が迫っていたので急いで読みましたが、再読してもまた楽しめると思います。

登場人物の中では泥棒の黒澤が印象に残りました。
リストラされた豊田と老犬の話もよかったです。
でもどうやったらこんな話を思いつくんでしょう?伊坂さんの頭の中はどうなっているのかな・・・

ラッシュという言葉には文字によっていろんな意味があるというのも(lash、 lush、 rash、 rush)面白かったです。
表紙のエッシャーの絵も物語に巧みに組み込まれていてうまいなあ・・・と思ってしまいました。
伊坂さんの作品ますます楽しみになりました!


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EKKO > トントンさんも読まれましたね♪読み進めるうちに意外なところでピースが繋がっていくのが楽しかったです。ラッシュという言葉の意味もこんなにいろいろあるなんて知らなかったので、うまいなぁ〜と思いました。 (2004/03/24 23:55)
トントン > EKKOさん、ラッシュっていう言葉の意味こんなにたくさんあるとは知らなかったです。「登場人物がどうつながっていくのかな?」とワクワクしながら読みすすめることができました! (2004/03/26 18:57)