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2003年からの読書日記

虹の家のアリス (本格ミステリ・マスターズ)作者: 加納朋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (28件) を見る

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アリスシリーズの続編です。
やっと読めました。
6つの話が収められていて今回のテーマは家族になっています。

仁木探偵事務所は前回から1年経っています。
仁木はちょっと頼りなく、依頼は相変わらず少なめ。
優秀な助手である安梨沙に頼っている状態です。

私が特に印象に残ったのは「鏡の家のアリス」「夢の家のアリス」でした。

今回は安梨沙がたくましく成長したように感じられました。
以前から賢かったけれどそれプラス強さが出てきたようです。
安梨沙の幼い頃の話があったり、仁木の子ども達の様子も分かりうれしかったです。

最後に解説や加納さんのインタビューが入っていたのでより楽しめました。
解説では北村薫さんの円紫さんシリーズと比較されていて面白かったです。
このシリーズ未読なので興味を持ちました。

ななつのこ』『魔法飛行』『いちばん初めにあった海』『ガラスの麒麟』の解説もあり、まだ読めていない作品ばかりなので楽しみが増えました。

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ココ > 前作よりも大人な安梨沙がとても印象的で、続きも気になるし、とても好きな作品です。ところで・・・北村さんの「円紫さんシリーズ」読んでいらっしゃらないのですか。。。それはとても羨ましいです。私が『空飛ぶ馬』を読んだのは学生のときでもう10年以上前ですが、すごい衝撃的でした。とにかく大好きなシリーズです。本自体、本棚でも特別待遇です(笑)。これから初めて読む方が本当に羨ましいです。あの感動をもう一度味わいたいです。再読も10回は重ねています。ぜひぜひ読んでみてください。このシリーズのこととなると熱くなりすぎてしまうのですが、止められませんでした。失礼しました・・・。 (2004/03/10 23:02)
トントン > ココさん、「円紫さんシリーズ」再読10回以上とは恐れ入りました!それに特別待遇なんて・・・相当印象に残るシリーズなんですね。恥ずかしながら未読なのでこれから楽しみに読んでいこうと思います。 (2004/03/11 20:39)