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2003年からの読書日記

ターン (新潮文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/06/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 636回この商品を含むブログ (179件) を見る

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時の三部作として有名なシリーズの2作目です。
『スキップ』は何年か前に読んだけれど、こちらの方が印象に残りました。

二人称で語られているので、この語りかけてる声は何?と思い、なかなか最初はなじめなかったです。
でも、読み進めるうちに内なる声の存在が気にならなくなり、話に引き込まれていきました。

自分がもし時間の隙間に入ってしまい毎日同じ時間に戻る状態になったら、真希のように生きていられただろうか・・・と考えながら読みました。
母と泉さんがいてくれたことも大きいけれど、真希の芯の強さがあったから、再び元の世界に戻ってこれたのだと感じました。

北村薫さんの本をもっと読んでみたくなりました。次はとりあえず『リセット』かな。

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たばぞう > 私も「スキップ」と「ターン」しか読んでないのですが、こっちの方が好みでした。「リセット」、早く文庫化しないかしらと、待ち続けています。 (2003/04/12 13:35)
りよ > トントンさん、こんにちわ。『スキップ』、やっと手に入れたとこです。『ターン』は、私も途中から引き込まれてしまい、緊張しました!とても好きな作品です。 (2003/04/12 16:18)
トントン > たばぞうさん、こんばんは。「リセット」は図書館で偶然見つけたのでこれから読む予定です。楽しみ!
りよさん、はじめましてかな?私も「ターン」最後のほうはかなりハラハラしましたよ。実は途中で何回か挫折した本だったのですが(淡々としていたから)最後まで読んでよかったと思います。 (2003/04/13 19:51)