はぴの本棚

2003年からの読書日記

じょうぶな子どもをつくる基本食 (講談社+α文庫)作者: 幕内秀夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/21メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 24回この商品を含むブログ (3件) を見る

幕内秀夫さんの本は好きでよく読んでいるんですが、これも書いていることは共通しているものの分かりやすくてよかったです。

子どもと大人の食は基本的に違うということ。
子どもは必要なもの(カロリーの高いもの)をちゃんと知っているというのは本来大人もそうだったんでしょうね。


Q&Aにもありましたが、ごはんばかり食べておかずをあまり食べないことは心配ないそうです。

ついバランスを考えてしまいますが、子どもは本来偏食ではなく自分に必要な分だけ食べるということを頭にいれておかないといけないと思いました。


戦後の栄養教育のゆがみで食生活が大きく変わってしまったことの問題、牛乳は本来必要ないこと、学校給食について・・・など読んでいて納得することがたくさんありました。



特に考えさせられたのはおやつのこと。

大人は楽しみのために食べるけれど、子どもは3時にする食事だということが大きな違いであり、主食を食べさせることが大事だということ。


著者はおにぎりと水のおやつをすすめています。

>お菓子ならあまりおなかがすいていないときでも、口当たりがいいので食べてしまいますが、おにぎりは本当におなかがすいていなければ食べられません。

>おにぎりの最大の魅力は、おかずがなくてもごはんを食べることができるということです。
そして温かくても、冷めていてもおいしく食べられます。


手作りは安心だと思ってせっせとおやつを作っていた私ですが(笑)子どものおやつは本来主食がいいとのこと。

まずは私の頭の中から変えていかないといけないですね。

いきなりおにぎりは難しいかもしれないけれど、本に載っていたおやつの表を参考にしてお菓子にかわる甘いものをうまく利用しながら作りたいです。


白砂糖は麻薬、”虫歯にならない”代替甘味料の落とし穴・・・以前からある程度知っていたし、なるべく取らないようにしていたものの改めて読むとかなり怖いと思いました。



子どもの食生活改善10カ条も参考になりました。

まずは食生活改善の条件3つを守ること。

1 食生活は家族、社会で考える(家族と仲良く食べられるものを無理のない範囲で)
2 食生活には楽しみも必要
3 食生活にも土台と柱がある(1条から大事な順に並べてあるそう)


1条 飲み物は水・麦茶・番茶
2条 ごはんをしっかり食べさせる
3条 朝食は「ごはん、みそ汁、漬物」
4条 カタカナ主食は日曜日
5条 子どものおやつは食事
6条 食事はゆっくりと楽しく
7条 ごはんは未精製の穀類
8条 副食は野菜を中心に
9条 動物性食品は魚介類を優先
10条 食品の安全性にも配慮しましょう


食に関心を持つようになってから改善できている部分もけっこうあってホッ。
間違ってなかったと思えたのもよかったです。