はぴの本棚

2003年からの読書日記

予防接種へ行く前に―受けるこどもの側にたって作者: 毛利子来,母里啓子,ワクチントーク全国「予防接種と子どもの健康」攻略本編集委員会出版社/メーカー: ジャパンマシニスト社発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 104回この商品を含むブログ (12件) を見る

予防接種については、通知が来るから一応受けておくべきものと簡単に思っていた私。
また皆にうつさないためにも受けておくと安心という気持ちもありました。

でも以前からなんとなくひっかかる点もあり・・・初めて予防接種について書かれた本を読みました。


厚生労働省が親向けに配っているパンフレット「予防接種と子どもの健康」に対応する攻略本として書かれた本書。


編集はワクチントーク全国(予防接種について勉強し、語りあい、行動する、開かれた市民団体)でメンバーには小児科医の先生や保育士、元国立公衆衛生院疫学部感染症室長の方など幅広い分野の専門家がいらっしゃいます。


受ける側の私達の立場から書かれているのもいいと思ったし、パンフレットの本文と対応して解釈、補足、批判が載っているのでとても参考になりました。



まず知ってよかった!読んでかなりの衝撃がありました。
親達は子どものためによかれと思って予防接種を受けているのに、逆に受けた副作用から病気になったり、重い後遺症が残ったり、ひどい時には亡くなってしまうことになるなんて・・・


パンフレットはもちろん小さい子どものいる我が家にもありますが、本を読んでから読み返すと優しい語り口ながらも巧妙に予防接種を受けなきゃと思わせる内容になってると改めて感じました。


ここ数年任意で受けていたインフルエンザの予防接種。
今年はそれでも長女がかかってしまい、ちょっと立ち止まって考えるきっかけになりました。
新型インフルエンザについても気になるこの頃だけれど、我が家ではどうしたいかじっくり考えてみたい問題だと思いました。


同じ出版社から出ている雑誌『ちいさいおおきいよわい・つよい』『ぷちちお』も読んでみたいです。